【W杯】期待外れに終わった久保建英の本音「いい加減、代表で何かを成し遂げたい」
(C)Getty Images
日本の若きエース候補は、戦前の期待値が高かっただけに、物足りなかった。出場2試合で持ち味を発揮できず、ベスト16のクロアチア戦は、高熱による体調不良のため、ホテルの部屋で終戦を迎えた。
【関連記事】吉田麻也の後を継ぐキャプテンは誰?元日本代表・福西崇史が推薦する「選手の名前」
久保は大会を終え「良く言えばチームのためにやることはやれたが、悪く言えば自分のやりたいことはやれなかった。こういった大会でチームのために捧げるのは当たり前だが、自分を押し通すくらいの力がまだなかった。自分の見積もりの甘さというか、僕の今の状態なら押し通すこともできるだろう、認めてもらえるだろうと思っていた自分の勘違いがあったのかな」と振り返った。
展開的に向かなかった部分はある。先発したグループステージ初戦のドイツと第3戦のスペイン戦はいずれもハーフタイムで交代。ボールを圧倒的に支配されたドイツ戦は、守備に追われて持ち味を発揮できなかった。スペイン戦は少ない見せ場をつくったものの、2試合とも1点を追うための戦術変更で、後半はベンチへと下げられた。
優勝候補スペインに勝利した試合後に、21歳は本音を漏らした。
「正直言うと今日、前半は僕が一番良かったと思う」
「守備的にいくのはチーム戦術なので仕方ないが、前から行けばもっといいプレーができたし、ボールを取られる気もしなかった。個人的にはすごく悔しい」