矢野阪神 4番構想の裏で不安視される「あの選手」の出遅れとは
悲願の優勝を目指す阪神の今春キャンプ。様々な見どころがある中でも注目を集めるのは今季2年目を迎える佐藤輝と同じく6年目を迎える大山の「4番&三塁争い」にある。
2人は30日に沖縄・宜野座で行われた合同自主トレに参加。ともに三塁の守備位置につき、内野ノックを受けた。首脳陣構想は、「三塁・大山」「右翼・佐藤輝」が基本線とされるも、危機管理の意味も兼ねて、複数ポジションを練習させるつもりだという。
特に熱いのは佐藤輝だ。昨季ルーキーイヤーながら24本塁打をマークした将来の主砲候補。学生時代に慣れ親しんだホットコーナーへ愛着もある。「もちろんしっかり練習していきたい」と外野に加え、三塁守備もキャンプではアピールしていくつもりだ。
阪神ではほかにも層の厚い先発ローテーション争い、スアレスの後を継ぐ守護神争い、藤浪の復調の行方、正捕手争いなどチームの柱を固めるべく、大事なテーマがめじろ押しだが、キャンプインを前に不安視されている材料もある。
「中野の出遅れです。昨季のチーム躍進は中野の活躍も大きかった。キャンプは二軍スタートとなったが、開幕に出遅れるようだとチームに与える影響も心配されます」(放送関係者)
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