巨人・石井コーチの「移籍先」に「古巣復帰」が急浮上する理由とは
巨人・石井琢朗三軍野手コーチ(51)の去就に注目が高まっている。昨季から巨人の一軍野手総合コーチに就任、原監督を支えリーグ連覇に貢献し今季も同職を務めていたが、シーズン終盤に三軍コーチに配置転換となっていた。
同コーチの配置転換は10月5日、球団から発表された。ヤクルト3連戦にあわせて阿部二軍監督を一軍作戦コーチに変更したのに伴って発表されたものだが、少し前からベンチ内でも姿を見かけなくなったこともあり球界内では「原監督とぶつかったのではないか」「この勝負の時期に降格させるのは、何かあったとしか思えない」と波紋を呼んでいた。時を同じくして、このヤクルト3連戦からチームは10連敗と苦しんだ。ナインからの人望も厚かった同コーチ不在も響いた。
そして迎える今オフ、石井コーチの退団は必至と見られている。移籍先としてささやかれているのは、古巣の横浜(現DeNA)だ。現役時代は俊足好打のリードオフマンとしてチームを牽引。1998年の38年ぶり日本一にも貢献したVメンバー。4度の盗塁王、2度の最多安打を記録するなど、まさに「ハマの顔」として、一世を風靡した。
またこの時期に古巣復帰がささやかれる理由もある。
「すでに球団はOBの鈴木尚典氏の一軍打撃コーチ招へいも進めています。三浦大輔監督就任1年目となった今季、シーズン序盤は大型連敗を繰り返しながらも、打者ではルーキーの牧や若手の森など明るい材料も出てきています。ただいかんせん、足が使えていない。強打者揃いとあって、ここに足を絡めた攻撃ができれば、さらに得点力がアップするのは間違いない。石井コーチの出番というワケです」(放送関係者)