阿部巨人 「甲斐2番起用」の裏に見えた新オーダーの"苦悩" 「上がってきてほしい選手」とは
一方守備でも負担の大きい捕手を打順の上位で起用するのは、チーム全体のバランスを考えても勇気がいることともなる。
実際に阿部慎之助監督は中継の試合後インタビューで、甲斐の2番起用を含めた打順について聞かれると「出塁率のいい2人を1、2番で並べて何とかクリーンアップにつなげてほしい」と意図を説明。
開幕戦で1番を務めた若林楽人が現在打率・208、クリーンアップも務めたエリエ・ヘルナンデスが・214と低迷。足も使える1、2番候補を固定できないことも打線につながりを欠く要因となっている。
15日の試合では7回まで井上が好投、後を継いだ大勢、ライデル・マルティネスも締め無失点リレーで勝利につなげた。一方でここにきて、打率・129と低迷していた坂本勇人、開幕から2戦連発と堅調な働きを見せていたトレイ・キャベッジも故障で抹消とチームに不安定な要素が増えている。
まずは交流戦までに戦いの形を整えられるか。今後も様々な試行を繰り返しながらVロードを目指していく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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