甲斐FA移籍に伴う人的補償問題 注目高まる「復活果たしたベテラン捕手」と「若手のプロスペクト」
阿部監督は攻守に強みを見せる甲斐の合流を望んだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
去就が注目されていたソフトバンクからFA宣言を行っていた甲斐拓也の巨人入団が正式に決まった。
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阿部慎之助監督も熱望していたという扇の要が合流することで、さらなるバッテリー強化にもつながる。有形無形に大きな補強となった。
そして甲斐の移籍が決まったことで次なる球界の注目は「人的補償」に移っている。
甲斐の年俸ランクはBランクとみられ、ソフトバンクは人的、もしくは金銭補償を得られる。
仮に人的補償を選択するとなると、すでに多くの話題を集めているのがベテラン捕手の小林誠司の存在だ。
小林といえば、プロ11年目を迎えたベテラン捕手。今季は「スガコバ」バッテリーが復活、定評のあるリードで菅野智之をけん引、リーグ最多勝となる15勝をアシストした。小林にとっても出場機会を増やし、復活をアピールしたシーズンともなった。
またチームにとっても28人のプロテクトリストを作る上で捕手をどこまでプロテクトできるのかは懸案事項となりそうだ。今季は小林含め、大城卓三、岸田行倫の3捕手制でシーズンを乗り切ったが、甲斐が合流することで、余剰人員が生まれることは否めない。
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