【ヤクルト】守り勝つための補強 “打者有利”の神宮で「剛腕復活」への期待 ドラ1右腕の完成度にも注目
先発に目を向けると、ドラフト1位右腕のルーキー・中村優斗には1年目から即先発ローテ入りの期待がかかる。ストレートは最速160キロを誇り、縦と横の2種類のスライダーも武器。制球力やスタミナも十分で、その完成度に注目が集まる。
新外国人投手では抑え候補の右腕マイク・バウマン、先発候補の右腕ピーター・ランバートを獲得した。彼らが日本でどれだけ活躍できるかは未知数ではあるが、ともに大きな戦力となってくれることを期待したい。
2025年シーズンで就任6年目を迎える髙津臣吾監督は「投げ勝たなきゃいけないと思います。打ち勝つんじゃなくて守り勝たなきゃいけない」と口にしていた。守り勝つ野球を体現し、3年ぶりのリーグ制覇を成し遂げることができるか。オフの補強がチームの命運を大きく左右する。
[文:別府勉]
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