巨人軍監督は辛いよ…原監督退任へ 2年連続最下位チームの監督は代わらずとも 座を追われる「理由」

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 そこには巨人軍が歩んできた歴史が関係しているといえそうだ。原監督は監督就任1年目の2002年にリーグ優勝、日本一を達成。第二次政権でも2度のリーグ3連覇、2度の日本一に輝くなど常勝軍団を構築した。再度復帰した2019年からの第三次政権でも就任1年目からリーグ連覇に導いた。今回の第三次政権では悲願の日本一奪回こそ果たせなかったが、巨人史上最多の監督通算1290勝という勲章を残した。

 巨人歴代監督の中で「最も勝たせた」監督であることは間違いない。一方で球団は来季創設90周年の節目を迎える。2020年以来遠ざかっているV奪回は至上命題となり、まして3年連続Bクラスの屈辱だけは避けなければいけない。ここで思い切ってチームカラーを変える必要があり、首脳陣も一新、後任には阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチの内部昇格が有力視されるなど、若い力にチーム浮上を託すことになった。

 今季のチームではドラフト4位ルーキーの門脇誠、プロ3年目の秋広優人など今後が楽しみな人材も増えてきた。これらは世代交代を目的に若手の積極起用を進めてきた原監督の功績ともいえる。

 
 巨人軍監督として17年のときを過ごした原監督が指揮を執る最終戦は4日のDeNA戦(東京ドーム)となる。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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