2年連続Bクラスで引責退任 原巨人で「埋まらなかったピース」とは
元来、前に立って声などで鼓舞するタイプではなく、パフォーマンスで見せるタイプ。ただそういった岡本和にもっと前に立ってチームを引っ張ってもらいたいと、指揮官が今季プロ9年目を迎えた岡本和に8期務めた坂本勇人から引き継いで、主将のバトンを託した経緯がある。
新たに副将に就任した吉川尚輝とともに「和真と尚輝のチームになるように」と原監督も生え抜き野手の2人にリーダーシップを発揮するよう求めたが、結果として順位に結びつかず。
今季は1点差ゲームに多く敗れるなど「ここ1本」というところで打てないシーンが目立った。シーズン順位を決定づけた9月24日からのDeNA3連戦(横浜)では25日の第2戦、26日の第3戦でも0-1の完封負けを喫した。淡泊とも見える試合運びの中、負けん気をむきだしにする選手はおらず、強烈なリーダーシップを発揮する存在が不在だったこともチーム低迷を招いた一つの要因といえる。
岡本和はリーグトップの41本塁打をマーク。本塁打王のタイトルを確実にしているが、目標としていたチームのV奪回は叶わなかった。来季は新体制で上位浮上を目指す中、今度こそチームの主砲として多角的な貢献が求められそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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