【巨人の敗因】本塁打数、阪神の倍以上なのにBクラス 「個人軍」から脱却できるか
バトンを託された阿部ヘッドは、いかにチームを変革していくのだろうか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
ついに「政権交代」です。
10月4日未明、スポーツ各紙の電子版が「巨人・原辰徳監督が退任、後任は阿部慎之助ヘッドコーチ」を一斉に配信。球界が激震に見舞われました。スポーツ紙デスクは言います。
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「2021年オフに新たに3年契約を結んでいたこともあり、続投が既定路線と見られていました。しかし、監督交代を求めるファンの声が想像以上に大きいことから、看板を替えた上で球団創設90年という節目の来季へ臨むということになったのでは。新監督の阿部ヘッドは人望も高く、野球への知識、経験、選手としての実績も申し分ない。現時点では適任と言えるでしょう」
新たに指揮官の座につく阿部ヘッドですが、今季のチームに課題は山積み。中でも「つながらない打線」の改善は急務です。
「今季、巨人の本塁打数は12球団ダントツの164本。2位がセ・リーグ最下位のヤクルトですから、本塁打数と成績がいかに関係ないかが分かります。問題は本塁打の割に総得点が522止まりと少ないことです。優勝した阪神が、本塁打は約半分の82なのに、総得点では551点と巨人を上回っているのが、『個人軍』を象徴するデータと言えるでしょう」(前述のデスク)
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