【巨人の敗因】本塁打数、阪神の倍以上なのにBクラス 「個人軍」から脱却できるか
阪神は岡田監督が自ら球団サイドと交渉して、四球を査定ポイントに入れてもらうようにしたところ、四球数が激増。走者が出塁後は犠打に進塁打など選手がチームバッティングを意識し、1点をもぎ取る野球に徹したことが、打線がつながる大きな効果をもたらしました。
一方で巨人の本塁打はそのほとんどがソロアーチ。他球団のスコアラーが「岡本和真は確かに球界屈指の強打者だが、『ソロで1点はOK』と割り切って攻めるよう指示した」と証言する通り、つながらない打線はいくら強打者が並ぼうとも、勝利に結びつかないことが露呈されたのです。
「阿部監督は中央大のOB。緻密な野球で1点をもぎ取る東都大学リーグの野球が染みついています。今年の惨状についても歯がゆさを感じていることでしょう。自身の考えを分かりやすく選手に落とし込める、有能なヘッドコーチの存在が求められそうです」(前述のデスク)
個人より巨人-。改革へ、その手腕に注目が集まります。(成績は10月3日現在)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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