那須川天心の“ボクシングデビュー戦”を井上尚弥の「第二の師匠」が大胆予想!「自分の土俵で戦ってKO」「警戒するのは接近戦」
一方で、須佐氏は対戦相手の与那覇にも勝機があると語る。「与那覇選手が勝つとすれば、ラウンドの中で接近戦の場面が多ければ多くなるほど、那須川選手がやられる可能性が高くなるかなと思います」と接近戦が増えることで与那覇のペースになると話し、「打ち合いですよね。1ラウンド目から与那覇選手が奇襲をかけたりすると、そういう可能性が高くなりますね」と語った。この試合が発表された今月13日の記者会見で与那覇は、「自分のパンチは空振っても会場がどよめくぐらい、もちろん当たったら一撃で試合が決まるぐらい危険な拳」と語っていた。パンチ力に自信を持っている与那覇にとって、“接近戦”がカギになりそうだ。
ただ、須佐氏は「那須川選手は頭がいいですし、しっかり状況を見ていますので、一発強いパンチをもらったらポイントアウトに徹すると思います。判定でも那須川選手が勝つ可能性が高いのかなと思っています」と話し、改めて那須川の勝利を予想した。
“プロボクサー”那須川天心はデビュー戦を勝利で飾り、幸先の良いスタートを切れるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【解説】須佐勝明(すさ・かつあき)
1984年、福島県生まれ。会津工業高校から東洋大学へ。2012年、自衛隊体育学校所属時にロンドン五輪に出場。ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太は東洋大学の1学年後輩にあたる。株式会社AYUA代表取締役。日本ボクシング連盟理事。アジアコーチ委員会委員長。共同通信社ボクシング評論担当。会津若松市観光大使。ほか。
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