衝撃トレードを画策か 米敏腕記者が伝えたド軍テオの放出案 世界一の功労者に浮上する“懸念”とは?「起用する自由がない」

タグ: , , , 2025/12/5

勝負強い打撃でドジャースを支えてきたテオ(C)Getty Images

 衝撃的な取引が実現するかもしれない。現地時間12月4日、米メディア『The Athletic』の敏腕記者であるケン・ローゼンタール氏は、関係者間でドジャースのテオスカー・ヘルナンデスにトレード案が浮上していると伝えた。

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 世界一連覇をやってのけた銀河系軍団を照らしてきた元気印だ。FAとなった2024年にドジャースに入団したヘルナンデスは、同年にキャリアハイとなる33本塁打に加え、OPS.840とハイスタッツをマーク。明るいキャラクターでチームをグラウンド内外で支えた33歳は、シーズン終了後に3年6600万ドル(約103億6200万円)の延長契約を締結していた。

 2027年までの現行契約には、28年に1500万ドル(約23億5500万円)と契約延長となるオプションも付帯。買い手からすれば、決して安くはない。だが、ローゼンタール記者によれば、球界関係者の間でヘルナンデスのトレード交渉の話題になっているという。無論、打線の中軸を担っているだけに「成立の可能性は低い」と考えられているものの、球団内には高齢化が進むチームの若返りを推進したいという動きもあるようだ。

 たしかにヘルナンデスに懸念がないわけではない。主戦場としている右翼守備では、打球を全力で追わないような緩慢さ、そして球際での弱さを露呈。拙守からピンチを招く場面がたびたび見られてきた。

 加えて、長期的な戦略での若返り化を図る意味でも“メリット”は少なくない。ゆえに今回の一報はさまざまな議論を巻き起こしている。米誌『Sports Illustrated』は「現行契約の負担を考えれば、ドジャースはトレードを模索すれば、かなりの金額を軽くさせられる」と指摘。さらに大谷翔平がDHとして固定化されている現状をふまえ、「今のチームにはヘルナンデスをDHで起用する自由がなく、(トレードの)可能性こそ低いが、移籍は理にかなっている」と論じた。

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