「全打席ホームランを狙ってもらいたい」アレに向けて最終章 好調な阪神サトテルにレジェンドOBからの愛情あふれるエールとは
ここにきて佐藤輝明の勝負強さも光る(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神がいよいよ目指すアレに向かって、最終コーナーに入ろうとしている。
優勝マジックを「5」とし、9月12日からは本拠地甲子園に巨人を迎えて戦う3連戦。勝敗の行方次第では最短で14日にも18年ぶりのVが決まるとあって、注目の対決となる。
9月に入って負けなしの8連勝と向かうところ敵なしのチームにおいて調子を上げてきたのは、佐藤輝明内野手にもある。
9月8日の広島戦(甲子園)では2回の第1打席、相手左腕、床田寛樹の直球を捉えるとバックスクリーン右に飛び込む3試合ぶりの18号ソロを放った。
頼もしい後輩の活躍ぶりも励みになっている。最近は試合時のアイブラックをともに行っていることでファンの間で「アイブラック兄弟」ともいわれるドラフト1位ルーキーの森下翔太も9月に入って絶好調。9月は打率・357、4本塁打、6打点。クリーンアップの一角として勝負強さを発揮しているとあって、先輩、佐藤輝も9月は打率・310、3本塁打、9打点と調子を上げてきた。
この佐藤輝の好調ぶりには球界内からも様々な考察の声が出ている。阪神OBで野球解説者の掛布雅之氏は自身のYouTubeチャンネル「掛布雅之の憧球」を12日に更新。その中で佐藤輝について言及している。
最近の好調ぶりには、後半戦に入って使用するバットを変更したのではないかとしながら、あるポイントにも着目した。「四球も多くなってきた」とし、課題であった球の見極めができるようになってきたというのだ。