「今年は打点王をとれる」阪神の和製大砲 佐藤輝明の4年目の「進化」を高木豊氏が解説
高木氏は阪神から注目した野手として佐藤の名を挙げ、打席においては「雰囲気、格好良くなった」とした上で、「無駄がなくなった。やみくもに振らない。ボールが見えているんだろうね」とこれまでは三振の多さがクローズアップされるなど課題とされていた選球眼に変化が見られているとした。
23日に放った本塁打に関しても岡田彰布監督と会話を交わしたとした上で指揮官も「すごかったな」と認めていたという。
ここまでの佐藤の打撃内容に関しては「タイミングのとりかたも無駄がなくなった。前は足を大きくあげたりしていたんだけど、それが小さくなって無駄がなくなってるし。ボールの見極めも良くなっている」ことが結果につながっているとした。
その上で今季のパフォーマンスに関しては「今年は打点王とるんじゃないかと思っている」とキッパリ。1、2番に近本光司、中野拓夢と好打者が入る流れの良さもよく働き、相当な数字を残すと見た。
これまでも今季の爆発を予言してきた高木氏は「サトテルが楽しみだよ。何回も言うけど、サトテルはやりますよ」と若き主砲の背中を押した。
動画内ではほかの阪神野手、森下翔太、前川右京などについても語っている。
2021年のルーキーイヤーで24本塁打をマーク、その後も20本、24本と3年連続20本塁打以上をマーク。プロ1年目から3年連続で20本塁打以上をマークしたのは左打者ではプロ野球史上初と球界を代表するスラッガーとして期待されている。ただチームでは長打力が求められているとあって、さらなる佐藤の覚醒が目指すチーム連覇の鍵を握るとも見られている。
若き主砲が躍動した姿を2024シーズンで見せられるか。楽しみな存在となることは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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