中村紀洋連載 高卒の選手が活躍するカギは「金属打ち」からの脱却

タグ: , 2018/9/24

 私も高3の夏の大会が終わると毎日振り続け、新チームの実戦も木のバットで出場していました。どうやったら飛ぶのかを考えながら1球1球振り続けると、ふとした瞬間にコツをつかみます。この感覚を磨くことで金属打ちの悪癖は消えています。木のバットでどうやったら飛ぶのか、どの選手にも当てはまる正解はないと思います。それほど打撃は難しいですが、自分で探す作業が楽しいですし、野球の面白さだとも思います。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]

中村 紀洋(なかむら・のりひろ)

渋谷高で2年夏の90年に「4番・投手」で激戦区の大阪府予選を勝ち抜き、同校初の甲子園出場に導く。高校通算35本塁打。91年にドラフト4位で近鉄バファローズに入団し、「いてまえ打線」の4番として活躍した。00年に39本塁打、110打点で本塁打王、打点王を獲得。01年も132打点で2年連続打点王に輝き、チームを12年ぶりのリーグ優勝に導く。04年に日本代表でシドニー五輪に出場して銅メダルを獲得。メジャーリーグ挑戦を経て06年に日本球界復帰し、07年に中日で日本シリーズMVPを受賞した。13年にDeNAで通算2000安打を達成。15年に一般社団法人「N’s method」を設立し、独自のMethodで子ども達への野球指導、他種目アスリートを中心にトレーニング指導を行なっている。17年には静岡・浜松開誠館高校で硬式野球部の非常勤コーチに就任。高校生の指導に力を注ぐ。

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