NPBの“3割打者減少”に韓国メディアも注目 10年間での激減ぶりを強調「2014年は19人いた」
さらに、過去の記録と比較し、「10年前に遡ると、2014年には3割打者が19人もいた。当時、ソフトバンクに所属していた李大浩も3割を記録し、パシフィックリーグで6位にランクインしていた」と指摘。
また、2020年から今季まで5シーズンの3割打者数の推移を、「12人→11人→6人→5人→3人」と説明しながら、「日本では3割打者が年々、希少になっている」と強調する。
その上で同メディアは、この現象に対し、「現在は投手が支配する『投高打低』の傾向がより強まっている。打者の能力が低下したわけではなく、投手力が向上した結果だ。優れた制球力に加え、精巧な変化球を操り、球速も向上している。時速150キロ以上の速球を投げる投手が簡単に見つかる」と見解を示している。
他にも、「2020年代に入ってから3割打者が1人もいない球団が3チーム存在する。それが巨人、ロッテ、楽天だ」と論じるなど、NPBの打撃事情を掘り下げている。海外メディアも注視するこの傾向は2025年シーズンもさらに強まっていくのだろうか。ペナントレースの行方とともに、ファンにとっての大きな関心事となっていくことは間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】【独占インタビュー:和田毅②】早稲田大で”覚醒できた理由“を本人が告白 プロ志望の選手にとって「和田毅は一つの指標だった」
【関連記事】「1球で人の人生を狂わせてしまう」大竹耕太郎が忘れられない岡田前監督とのエピソード
【関連記事】「どの球種、速さでも同じスイングができる」 近藤健介が語る大谷翔平の"凄み" 打撃技術のたくみさを解説