エラー数ワースト2位でも阪神が首位快走する理由は?「数は意識していない」という“名将”岡田の意識改革にあり
では一体何が変化をもたらしたのか。それは岡田監督が常々口にしてきた心持ちが影響しているのではないか。昨年11月に行なった『CoCoKARAnext』の独占インタビューで66歳の指揮官は“エラーの考え方”について、興味深い持論を語っていた。
「負けるとエラーの数とかもクローズアップされる。だから数の意識はしてない。今年はリリーフ陣で防御率1点台の投手もいたけど、そのブルペン陣で借金が10個あった。いかに大事な場面で、エラーが絡んでいるんじゃないかと見ている」
どれだけエラーしても構わないというわけではない。もちろんミスをしないにこしたことはない。ただ、プレッシャーがかかるシチュエーションでいかにエラーを減らすかという点においては、ここまでの阪神は、岡田監督が進めた意識改革の効果が間違いなく出ている。
虎党の悲願である18年ぶりの“アレ”を語るにはまだ時期早々だろう。それでもベンチにドシっと構える指揮官の下でミスを臆せず突き進む阪神には期待せずにはいられない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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