【阪神】嵐のオフ再び 終戦したチームで厳冬更改必至 注目集める「泣く人、笑う人」
昨年最多安打を獲得した中野も今季は苦しんだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
日本一連覇を目指した岡田阪神の戦いが終わった。
甲子園で行われたDeNAとのクライマックスシリーズファーストSはまさかの2連敗。最終戦となった10月13日の第2戦は3-10の大敗と寂しい幕切れとなった。
【動画】森下はCSファーストS第2戦、先制のソロアーチを放った
試合後、スタンドでは「オ・カ・ダ」コールが湧き起こり、岡田監督のコンバットマーチが鳴り、登場を待ったが、指揮官がファンに最後の挨拶を行うことはなかった。
今季は開幕時から苦しんだ。打線がなかなかつながらず、岡田監督も大山悠輔、佐藤輝明、森下翔太と主力を替わるがわる2軍調整させるなど苦心しながら、最後の粘りで2位フィニッシュに持ち込んだ。
一方、チーム打率「.242」、チーム本塁打「67」はともにリーグ5位に沈んだ。投手出身の藤川球児新監督がどのように打線を立て直していくかも注目となる。
ナインにとっては厳しいオフも予想される。昨年は38年ぶりの日本一に輝いたシーズン。多くの選手の年俸が大幅アップとなったが、今季はシビアに見られそうだ。
昨年日本一の立役者となった、1、2番コンビはCSファーストSも近本光司、中野拓夢とも9打数1安打とふるわず。
対戦相手のDeNAでは2番打者の牧秀悟が打ちまくったことでチャンスメイクに貢献、得点に結び付けたのとは対照的となった。