巨人戦で外角一辺倒だった阪神バッテリーに球界OBが苦言!「勇気を持って膝元へのスライダーを」
2日の試合でマスクをかぶった梅野の配球に球界OBが注文をつけた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
現在、セ・リーグ首位を守る阪神は6月30日からの巨人3連戦を1勝1敗1分けで終えた。サヨナラ負けを喫した初戦、9回に追加点を挙げ白星を手繰り寄せた2戦目、そして延長12回で2-2のドローに終わった3戦目と、いずれのゲームも終盤まで接戦の展開が続いた。
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2位以下との差が詰まってきてはいるものの、敵地での戦いだっただけに、首位チームにとっては決して悪い結果ではなかったこの巨人との3連戦。それでも、引き分けとなった7月2日のゲームで、阪神バッテリー間の配球に疑問を呈する球界OBの声が挙がっている。
現役時代は通算165勝を記録し、阪神や日本ハム、楽天、ソフトバンクで投手コーチを歴任、数多くのエース級のピッチャーを育てた佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を7月3日に更新し、巨人3戦目の阪神バッテリーについて見解を述べている。
このゲーム、巨人は阪神先発の右腕、才木浩人を攻略すべくスターティングラインナップに左打ちの野手6名を並べた。佐藤氏は阪神先発マスクを被った梅野隆太郎のリードに言及し「これだけ左バッターが多い場合、もっと膝元に投げないと投手はピッチングが厳しくなる」と話しており、初回から内角を突くボールが少なかったと指摘。さらに「外オンリー、外角に力いっぱい投げるだけだと投手はすぐに疲れてしまう」と続けた。