セ・リーグ順位予想「今年悪いかもな」球界OBが危惧する岡田阪神の「死角」
一方で、前評判も高く、高木氏も優勝予想を行った阪神に関しては尻上がりに調子を上げていくと見通しており「大山、サトテル、近本はジワジワ(調子を)あげていくタイプ。阪神はゆっくりやりながらでも、あの投手陣ならば勝っていくだろうと思う」と充実したピッチングスタッフがいることで、着実に勝ち星を積み上げていくとした。
投手陣に関しては「西勇輝が心配で、年齢と共にコントロールとキレが少しずつ甘くなってきているが、ゲームはしっかり作るだろう」とベテランが役割を果たすと見ており、さらに今季は「ポジションも固定で起用していくことでエラーも減るはず」と守備面の不安も少ないと見込みを述べている。
唯一、高木氏がチームの不安要素として挙げたのは大山の状態だった。「大山は今年、悪いかもな。オープン戦からずっと悪い。どこか悩んでいるんじゃないか」とコメント。大山のオープン戦打率は・161。終盤には2試合連続本塁打を放つなど、復調の兆しも見せたが、開幕後、即結果を残せるかは未知数とした。それでも「岡田監督は点を取らせていくだろう。そこに期待している」と、たとえ選手が打てなくても采配で点を奪っていくとした。
昨年阪神は3位、巨人は4位に沈んだ。果たしてリーグ3連覇を狙うヤクルトの勢いを止める球団は現れるか。「伝統の一戦」の盛り上がりにも期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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