CSで主軸が沈黙した阪神 球界OBがオリ投手陣”打倒”のポイントを解説「ファウルにしたらアウト」
大山は日本シリーズで勝負強さを発揮できるだろうか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
2023年のクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージは、セ・リーグが阪神、パ・リーグはオリックスがそれぞれ制し、両リーグの覇者同士が日本シリーズで顔を合わせることとなった。
いずれも、チームの持ち味を発揮してのCS突破となり、いよいよ実現する「関西ダービー」は見どころが数え切れない。その中の1つとして、オリックスの絶対的エースである山本由伸を阪神打線がいかにして攻略できるかという点が挙げられる。
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特に、阪神はファイナルステージでの広島との3連戦では、4番・大山悠輔、5番・佐藤輝明の主軸に適時打が出ておらず、シーズン最多安打の中野拓夢は3試合でヒットが1本のみだったことなど、上位打線が迫力を欠いていた感も拭えない。同じく短期決戦となる日本シリーズで、今季もタイトルを独占した山本をはじめとするオリックス投手陣から、どのように得点を挙げるのかが大きなポイントとなる。
日本シリーズの切符を掴んだものの、決して状態が良いとは言えない阪神打撃陣がどのような意識で大一番でバッターボックスに立つべきか。パ・リーグの好投手を打ち崩すためのアドバイスが球界OBより伝えられている。
現役時、阪急、オリックスで活躍し、引退後は投手コーチとしても手腕を発揮した佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』の中で、CSを終えた阪神の打線について見解を述べた。阪神がCS突破を決めた翌日、10月21日に配信となった動画において、「まだまだ、大山も中野も自分のタイミングで打てていない」と振り返っており、続けて「打てないものは打てない。短期決戦では必ず、不調の選手も出てくる」と語っている。
その上で、日本シリーズに挑む阪神打線のバッティングについては「ストライクを取る、カウントを稼ぐボールを狙わないといけない。決め球を振りに行っても、まず打てない。チームでどのボールを打つか(絞るべき)」と主張。