9戦9敗でも描ける浮上の青写真 苦しき春に“無双状態”の大卒2年目右腕は王者・阪神に差し込んだ希望だ
今オフも阪神は目立ったFA補強も行わなかった。そのなかで昨年の就任時から守備の徹底に重きを置いてきた岡田監督のチームにあって、投手陣、とりわけ中継ぎ陣の強化は、球団史上初の連覇の“肝”ともなる。湯浅京己らの調整不足感が否めないここまでをみても、新進気鋭の台頭は頼もしい。
そうした状況下で岡留が計算できる投手へと独り立ちすれば、まさに鬼に金棒。昨シーズンに他球団をねじ伏せた投手陣がより強固なものになるという青写真を描けなくもない。
いまだ勝利なく、虎党はモヤモヤ状態が続いている。そのなかで結果を出し続けている岡留の成長は、数少ない吉報と言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】阪神・大竹耕太郎が考察 なぜ阪神投手陣は与四球が少ない? 古巣・ソフトバンクとの「文化の違い」【独占】
【関連記事】「今の打ち方だったら何回やっても打てない」――佐藤輝明に飛んだゴジラ松井の“檄” 今春に打率7割の大砲は完全開化なるか
【関連記事】終盤失点でOP戦未勝利が続く阪神 好材料もある一方で球界OBは“負の連鎖”を懸念
1 2