「鶏の骨を投げられた」“暗黒期”の元助っ人にも届いた日本一の吉報 米メディアで語られた虎党の情熱「でも、愛してくれた」
一方でハンセン氏にとっても阪神時代は思い出深い記憶だ。当時のチーム状況を「私もごく平凡な成績しか残せなかったし、監督とGMもクビになった。それほどひどい状態だった」と語る元助っ人は、「だけど、タイガースでの経験は素晴らしいものだった」と続けている。
「とにかくタイガースのファンはチーム状況なんて関係なくどこでも駆けつけてくれた。たとえ、試合会場が国の端から端まで離れていてもね。『ここにもタイガースのファンが来てるぞ』という感じだった」
一部のメディアから“ダメ虎”とも揶揄された苦境にあった阪神。そんなチーム状況で阪神ファンの情熱は、明日を戦うための発奮材料になったという。
そんなハンセン氏は今回の戴冠劇にこう言葉を寄せている。
「きっと信じられないようなお祭り騒ぎだろうね。オーマイゴッドって感じでね。想像もできないよ……いや、実際には想像できるんだけどね。間違いなく凄いことになっているよね」
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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