矢野阪神 自力V消滅で「身内」からも采配批判止まらず フロントの「無策」ぶりも話題に
阪神ファンの気持ちは・・・。阪神は31日に行われた西武戦(甲子園)に0―2の完封負け。今季の完封負けは早くも13試合を記録した。この日、首位ヤクルトが勝ったため、阪神の自力Vの可能性が消滅、5月中に自力優勝の可能性が消滅するのは21世紀最速、負の連鎖が続いている。
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相手先発は、ドラフト2位左腕の佐藤。切れのある速球をリズム良くなげこみ、阪神打線につけ入るスキを与えない。6回途中3安打無失点と試合を作ったルーキー左腕に対して、敗れた矢野監督は「初めて対戦するわけだから」と『初もの』攻略にとまどったとしながらも、「コーナーに来ているわけでもないし、びっくりするようなボールがあるわけでもない。もうちょっと打っていかないと」と、最後はお決まりの愚痴モードとなってしまった。
先発した西勇は2回、相手主砲の山川に被弾したが失点はこの一発だけ。7回6安打1失点の粘投も相変わらず、打線の援護に恵まれず、今季4敗目を喫した。
この日、1軍に昇格した藤浪が9回に1回を無失点に抑えるなどの明るい材料もあったが、貧打は深刻だ。
なかなか浮上できないチーム状況をめぐっては周囲の目も厳しさを増している。
「最近は阪神を応援する立場の在阪メディアからも、あまりの負けっぷりに采配批判を展開することも増えてきました。チームの勝敗以外にも、ファンの批判的な声を紹介するなど、明らかに矢野監督に逆風が吹いてきている」(放送関係者)