「結局は上手くいかなかった」伝統の一戦でみせた阪神の「奇策」に球団OBが苦言!新外国人の起用法にも言及
動画では田尾氏が阪神にとってのゲームハイライトとして、初本塁打を放った佐藤輝明のバッティングを称えた他は、厳しい言葉が並んだ。
「2番に梅野を入れたことは(ランナーが出た場面での)エンドランなどのつなぎ役が狙いだった」とこの日の起用を論じながら、これまでのオーダーと比較しており「近本(光司)、中野の1・2番は何の問題も無かったと思う」と話している。
その上で、この日の梅野の打撃内容について「梅野を挟んだことで(攻撃が)途切れることになったのは残念。これで梅野の打率は1割を切った」と表情を曇らせており、また3番に起用の中野もノーヒットだったことにも、打順変更が影響したと語っている。
さらに田尾氏は「もう一人気になる打者」として、新外国人のノイジーの名を挙げており、この日を終えて3試合、12打席で無安打という成績、さらにこの間の内容を「一度しか外野にボールが飛んでいない」と指摘しながら「現状、クリーンナップを打てる打者なのか」とコメント。
梅野、ノイジーの両選手について田尾氏は今後のスタメン起用を「考える時期が来ている」と語気を強め、加えて「他に選手がいないわけでは無い。(替えることで)まだまだ点の取れる打線になる」と述べ、古巣へ発破をかけていた。
岡田彰布監督の采配、選手起用がさまざまな局面で注目を集めているここまでの戦い。今後、どのような選手がラインナップに並ぶこととなるのか。上位争いを演じている今季序盤、ファン、関係者の視線がさらに集中することは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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