「継続は力なり」藤川阪神の30歳リードオフマンは、もっと称えられるべき 新人から7年連続130安打の価値を球界OBが力説

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長嶋茂雄さん以来、史上2人目の新人から7年連続130安打以上を達成した近本光司(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 阪神は8月15~17日にかけて行われた巨人との3連戦(東京ドーム)を2勝1敗で勝ち越し。優勝マジックを「22」まで減らした。

 2戦目の16日は「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催された。6月3日に肺炎のため、89歳で死去したミスター。その長嶋さんに次いで、史上2人目の記録を打ち立てたのが、虎の不動のリードオフマン・近本光司だ。

【阪神】近本光司が長嶋茂雄さん以来の快挙!阪神の首位を牽引する近本の凄さとは?

 15日の第1ラウンド。初回先頭で近本は、巨人先発・山﨑伊織の2球目を左前に運んだ。これが新人から7年連続となる130安打目だった。8月17日時点で、積み上げた今季の安打数は「132」。堂々の両リーグトップの数字を誇る。

 これに反応したのが、現役時代は大洋(現DeNA)などで活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏だ。18日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。近本の安定感に注目し、賛辞が止まらなかった。

「すごい選手。これを続けられるのが、地味だけど…いや、地味じゃないな。まさしく『継続は力なり』っていうのを知っているよね。一番計算しやすい選手だし、スタメンで外れない。当たり前のことだけど、一番安定感ある。使う方としても楽だよ」

 さらに高木氏は、長年多くの選手を見てきた経験から、こう補足した。

「1年間やって、調子に乗って、次の年にダメだったというたくさんいるんだよ。でも、これだけ継続してくれると、真っ先にスタメンに『近本』と書ける。ケガもしないから、数字を出せる。走ることも含めて、相当きついとはずだけど、立派だと思うよ」

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