藤川阪神になぜセ・リーグ5球団は追いつけないのか 7月にマジック点灯、異彩放つチームマネジメント力、懲罰交代も敢行…驚異の「1.91」
藤川監督の新任とは思えない落ち着きぶりも話題を集める(C)産経新聞社
阪神がいよいよ優勝マジックを点灯させた。
阪神は7月30日の広島戦(甲子園)に5-0の完封勝利、4連勝で中日が巨人に敗れたため、マジック「39」が点灯した。
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先発した村上頌樹は、走者を背負いながらも、6回5安打無失点と粘りの投球。2回に一死満塁のピンチを招いたが、1番・秋山翔吾を遊直併殺とし、無失点で切り抜けた。
7回以降は虎が誇る救援陣、及川雅貴、石井大智、桐敷拓馬の無失点リレーで最後は締めた。
打線では主砲、佐藤輝明が4回先頭で右前打を放ち、大山悠輔も連続安打でチャンスメイク。暴投で1点を先制すると6回は一死満塁のチャンスに、この日昇格したばかりのラモン・ヘルナンデスが代打で出場。押し出し四球を選んで追加点を挙げた。
8回にも先頭の森下翔太が左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、無死一、三塁とし、ここで大山が5試合連続打点となる適時打をマーク、途中から遊撃を守った熊谷敬宥も二死満塁から2点適時打をマーク。この回、3点を追加した。
投打に安定したパフォーマンスを示し、マジック「39」を点灯させた。また藤川球児監督は新任1年目にして、セ・リーグの貯金を独占するほど、骨太のチームを作り上げた過程にも注目が高まっている。
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