「優勝の文字に負けないでほしい」マジック17の阪神に球団OBから指摘される、やや心配なポイントとは
また3点をリードした8回から4番手として登板した左腕、岩貞祐太に関しては先頭の村上宗隆にいきなり四球を与え、一死二、三塁とピンチを迎えたことで5番手の石井大智にスイッチとなった。その石井が内山壮真に適時打を浴びて失点、さらに一死一、三塁から代打、青木宣親に犠飛を許し、この回2点を失い、1点差に迫られた。
このシーンに関して佐藤氏は岩貞に対し「バッターに対して攻めてほしいな」と注文も。相手主砲の村上はこの試合も初回に青柳から一発を放つなど、球界屈指の強打者でもある。それでも点差があることで「フォアボールで(走者を)溜められるのが1番良くない」と、大量失点につながりかねない四球を避けるべきだとした。
救援陣ではチームトップの47試合に登板した中継ぎ右腕の加治屋蓮は現在抹消され、ファームで調整中。それに次ぐ46試合に登板している岩貞は1日の試合も4点差の8回に登板すると味方のエラーも絡んで、一死満塁から1点を失い降板しており、状態が心配されている。
チームを支えてきた鉄壁のリリーフ陣にもわずかなほころびが見えるが、「優勝の文字に負けないでほしい」と佐藤氏。プレッシャーが続く終盤の戦いで、救援陣にとってもここが踏ん張りどころとエールを送っていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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