「今年も才木が軸で回っていく」飛躍が期待される才木浩人に球界OBも太鼓判 新シーズンでの成長のカギは「得意球の精度を高めること」

才木の才能は誰もが認めるところ。阪神を引っ張る存在になってほしいところだ(C)産経新聞社
藤川球児新監督の下、V奪還を目指す阪神は2025年も自慢の投手陣が“ストロングポイント”に挙げられる。昨年もリーグ2位のチーム防御率を記録しており、今季も阪神の先発、リリーフとそれぞれのパフォーマンスは他球団にとって大きな脅威となることは間違いないだろう。
その中でも、才木浩人にはエースとして大きな期待が寄せられている。昨年は初めて二桁勝利(13勝)、規定投球回にも到達し、リーグ3位の防御率1.83と高い数字も残すなど飛躍を遂げた。また、味方打線の援護に恵まれず我慢を強いられる登板もあった中でも大崩れすることなく、シーズン全体で安定感を発揮していた。
今オフには球団に対し、メジャー挑戦への想いも伝えたことが話題となった才木。新シーズンでは昨年以上の成績を残すことが2シーズンぶりの優勝への最低条件であると、多くの虎党はイメージしているはずだ。
もちろん、才木にさらなる成長を求めるのはファンだけではない。キャンプ地で実際にそのピッチングを目の当たりにしたという球界OBからも、新シーズンへ臨む右腕へのエールが送られている。
現役時、阪急やオリックスで活躍し、引退後は阪神のコーチも務めた佐藤義則氏が自身のYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を更新。2月16日に配信となった「阪神タイガース 春季キャンプ2025レポート」の中で、才木の新シーズンに向けたピッチングについて言及している。
阪神のキャンプ視察で投手陣のチェックを行ったと振り返る佐藤氏は、才木に対し、「ボールも強く、速さもあった」「それなりに自信をもって投げている感じに見えた」と印象を語っている。