いよいよ歓喜の瞬間へ 阪神・岡田彰布監督が4番に求めたものとは 【18年ぶりアレへの道】
大山は4番としてチームを支えた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
岡田彰布監督率いる阪神が18年ぶりのアレ(優勝)に王手をかけた。
阪神は9月13日の巨人戦(甲子園)に4-0と勝利し、怒涛の10連勝を達成。2位の広島が敗れたため、優勝マジックをいよいよ「1」とした。
【動画】いよいよマジック1に!13日の試合では佐藤輝が3回に満塁弾を放ち、勝利の立役者となった
打っては若き主砲、佐藤輝明の一振りが大きかった。3回一死満塁の好機に松井颯のシンカーを捉え、センターバックスクリーン右に飛び込むグランドスラムを放つ。投げては青柳晃洋が6回4安打と巨人打線を封じ、仕事を果たした。
いよいよ14日の試合内容次第で岡田監督が宙に舞うことになった。就任1年目の今季、自身がチームを率いて成し遂げた2005年以来のリーグ制覇を目指し、数々のプランを掲げ、チームを動かしてきた。
CoCoKARAnextでは昨年11月に岡田監督に独占インタビューを敢行。そのときに語った「勝利へのポイント」を元に改めて、快進撃に至った軌跡を振り返る。
まず大事な打線の軸となる4番打者について、当時のインタビューで岡田監督はこう語っていた。
「ホームランも打って欲しいし、打点も上げて欲しいし、条件をあげ出したらキリがないけど(笑い)」
そして名前こそ明言しなかったものの、チームに求める4番像は明確だった。
「でも1番はチームメートみんなが認める4番ですかね。誰もが認める、納得できる4番。だから、コロコロ変わると、責任感というか、打線として落ち着かない」と求めるポイントはチーム全員が認める選手であることを条件として話していた。