明暗分かれた阪神・石井大智とDeNA・入江大生 「1イニングであっても…」名伯楽が指摘した9回に登板した投手の差とは

タグ: , , , , , , 2025/8/27

 一方の石井はどうか。「ランナーは背負うけど、初球にフォークを投げたりしてるからね。カーブも、スライダーも、ストライクを取れる。だから、43試合もゼロで抑えられてるって考えてもいいと思う」と投球の“幅”の違いを評価。今季はスライダーの精度向上が大きいようで「それでカウントを取れる。そこに(武器である)シンカーとかフォークとか、いろんな種類のボールを混ぜて投げられている。真っすぐとフォークだけだったら、こんだけゼロで抑えられない」と見立てた。

 佐藤氏は阪神逆転劇の伏線にも触れた。DeNAは8回から2番手で伊勢大夢が登板。無失点に封じたが、一死から坂本誠志郎に四球を与えたことで、9番で攻撃終了。9回は1番・近本光司からの好打順につながった。

「四球を出さなかったら9番から始まる。下位打線に四球を出してるから、こういうことになっちゃう。3人で終わるのは難しいけども、結局は坂本を出して、(9回は)大山まで回ってる。あれが9番からだったら…」

 たった1四球、されど1四球。「9回が近本から始まるのは、やっぱり神経を使うってことだよね」と佐藤氏。試合の流れと守護神の課題。それらが重なり、DeNAは猛虎に飲み込まれてしまった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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