藤川阪神に垣間見えた「硬さ」 29歳遊撃手をNHK解説ズバリ「大事にいこうという気持ちが動きを悪くしましたね」
初回にDeNA・牧のゴロをファンブルした阪神・熊谷(C)産経新聞社
「2025 JERA クライマックスシリーズ セ」のファイナルステージ(S)の第1戦が10月15日に甲子園で行われ、リーグ王者の阪神が2位・DeNAに2-0で快勝。アドバンテージの1勝と合わせ、2勝0敗とした。
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先発の村上頌樹は再三のピンチをしのぎ、5回無失点。6回から救援陣の柱の一角である及川雅貴を投入する強気の采配を繰り出すと、その裏に打線が均衡を破った。
試合序盤は“ブランク”を感じさせた。初回二死一、二塁からDeNA5番・牧秀悟のゴロを、遊撃手の熊谷敬宥がファンブル。中継した『NHK-BS』で解説を務めた元ヤクルトの宮本慎也氏は「少し硬い」と指摘。「ちょっと足がそろっちゃいましたね。右足、左足という順番で捕りにいかなきゃいけない」と続けた。
藤川阪神が2リーグ制以降の史上最速となるリーグ制覇を決めたのは9月7日。レギュラーシーズン最終戦となった10月2日のヤクルト戦(甲子園)からも中12日が空いた。実戦間隔の空きからか、熊谷の動きは積極性を欠いた。宮本氏は「気持ちは分かります。ただ、大事にいこうという気持ちが動きを悪くしましたね」と論じた。
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