CS“絶望的”の広島 阪神・大竹耕太郎に今季1勝6敗は「プロとして情けない」 元猛虎コーチ「全員で対策を考えないと」
阪神・大竹に今季6敗目を喫した広島を率いる新井監督(C)産経新聞社
セ・リーグ4位の広島は、9月18日の阪神戦(マツダ)に2-7で完敗。残り9試合で3位・巨人とのゲーム差は「6」。クライマックスリリーズ(CS)進出圏内は、極めて厳しくなった。
【動画】強さの証明 2025年9月18日 【阪神 vs 広島】 佐藤義則の眼
またも天敵に屈した。阪神先発・大竹耕太郎の前に、広島打線は4回まで無得点と沈黙。5回に1番の中村奨成、2番のサンドロ・ファビアンの連続タイムリーで2点を返したが、6回以降は猛虎の救援陣に封じ込まれた。
対大竹は今季7試合で6敗目。通算では2勝15敗の惨状となった。これに苦言を呈したのが、2002~04年まで阪神投手コーチを務めた野球評論家の佐藤義則氏だ。
「打撃コーチもしかりだけど、全員で対策を考えないといけない。毎回毎回、同じように一人の投手に5敗も6敗もしているようでは、プロとして情けない」
現役時代は阪急、オリックスで活躍し、阪神を含めセ・パ5球団で投手コーチを歴任した名伯楽は、9月19日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「コントロールは確かにいい」と大竹の制球力を認めながらも「右打者が外のチェンジアップを前に飛ばせていない」と指摘した。
大竹のストレートは常時140キロ前後。チェンジアップ、スライダーなどの緩急で勝負するサウスポーだ。7人が並んだ右打者が苦しんでいるようでは、勝機は見出せない。「こんなこと言っちゃあれだけど、絶対に引っ張らない、センター中心に引きつけてしっかり打つということを徹底していかないと」と断じた。






