「相手が嫌なものを変える必要はない」夏場に向けた阪神の投手運用に球団OBが提言 中継ぎの負担軽減を重要視
一方、2失点を許した岩崎については「ボール、コースが甘い。いい時のボールが投げきれていない」と指摘。豪速球を投げるピッチャーではないだけに、「コントロールが甘いと捕まりやすい」と語った。
また、昨日は7回から継投に入り、最終的に6人が登板。この点について「西の内容だったらどうだったのかな」と切り出し、6回88球で被安打4、四死球0だった西の続投も選択肢の一つと捉えていた。
佐藤氏は自身が投手コーチを務めた経験から「7・8・9回は一番長く感じる」と話し、継投の難しさを解説。そのうえで「相手が嫌なものを変える必要はない」と自身の経験から提言した。
「相手バッターがピッチャーに対してタイミングが合っていないのを、抑えがいるからといって変える必要はない」と、臨機応変な投手運用が求められると説明。暑さの影響で疲れが抜けにくくなるだけに、先発投手が1イニングでも多く投げることはもちろん、中継ぎ投手の負担軽減も重要になると話した。
7月30日からは甲子園で、首位・巨人との3連戦を控えている阪神。追う立場であるだけに、最低でも2勝1敗、もちろん3連勝を狙っていきたいところだろう。阪神はどのようにして夏場を乗り切るのか注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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