「佐藤歩かせて、大山のほうが…」中日はなぜ阪神に競り負けるのか 注目された8回の攻防、中日バッテリーの意識に阪神元コーチが喝 「初球にタイムリーはいただけないよな」
井上監督も救援陣の運用に頭を悩ませている(C)産経新聞社
中日は8月6日の阪神戦(バンテリン)に2-3と2試合連続で逆転負け。3連敗で借金は10まで膨らみ、5位転落となった。
【動画】強さが生む流れ 2025年8月6日 【阪神 vs 中日】 佐藤義則の眼
先発、柳裕也は粘り強く投げ、再三のピンチを切り抜け、7回122球1失点の粘投。
しかしこの日、2-1と1点差で8回に2番手として登板した藤嶋健人が二死三塁から相手主砲、佐藤輝明に三遊間をあっさり破られ同点に追いつかれた。
2-2で迎えた延長10回は前日佐藤輝に逆転3ランを許した左腕リリーバー、橋本侑樹が連打と四球で無死満塁とピンチを作り、代わったジュニオル・マルテが一死後、大山悠輔に抜けた変化球で死球を与え、押し出し。これが決勝点となって2試合連続の逆転負けとなった。
一方、阪神は先発の村上頌樹が6回2失点で降板後は7回から桐敷拓馬、湯浅京己、及川雅貴、石井大智が無失点リレーと虎が誇る救援陣がいかんなく力を発揮した。
この試合の内容には球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は阪急、オリックスで活躍。引退後はセ・パ5球団で投手コーチを務めるなど名伯楽で知られる佐藤義則氏が8月7日に自身のYouTubeチャンネルを更新。
6日の中日・阪神戦の内容を振り返っている。
中日先発の柳に関しては「まっすぐも良かったし、らしさが出た、十分仕事をしたかな」と及第点を与えた上で、ゲーム展開としては「昨日も今日も同じような展開 阪神のほうが打つほうに粘り強さが出ている」と評した。






