「下位打線が弱い」藤川阪神 日本シリーズ3戦4点の"貧打"には何が影響?球界OBの指摘「坂本が打ってくれないと…」
また2戦目こそ、ソフトバンク打線が10得点と爆発となったが、ロースコアの展開が続く日本シリーズの戦い、特に阪神は3戦で4得点と打線形成に苦しんでいる。高木氏も「それぞれの投球生かしてのピッチング」と好投手どうしの投げ合いとあって、なかなか点が取れない展開が続くと指摘。
その上で阪神の巻き返しの材料としては主軸では日本シリーズ11打数無安打の大山悠輔、森下翔太の状態もあまり良くないとしながら「下位打線が弱い」と指摘。
この試合では1点を追う8回二死一、三塁の場面で坂本誠志郎に打席が回ってきたが高木氏は「ここで代打はなかったかな」と代打起用を考えても良かったシチュエーションとコメント。シリーズ通して坂本の打撃状態が良くないとしながら、「坂本が打ってくれないと下位打線からチャンスは広がらない」と下位から流れを作る意味でも、主戦捕手に打棒での貢献も求めた。
2023年、オリックスと戦った日本シリーズでは「恐怖の8番打者」で知られた木浪聖也、また坂本自身も勝負強い打撃で存在感を示した。
阪神打線が押され気味なシーンが目立つとあって、打線全体に関しても「もうちょっと積極的に振っていってもいいかもしれない」とアグレッシブな姿勢が大事とした。
阪神の持ち味である四球をしっかり選んで攻撃につなげていくパターンにしても、3戦目のモイネロも6回108球を投げ2四球とスキがないため、「(相手投手に)どんどん攻められてくるから不利になるし」と後手に回っている可能性もあるとした。
第3戦は才木を立てながら、ゲームを落としたのは痛いとして、逆にソフトバンクにとってはゲームプラン通りに進んだとした。
阪神第4戦の先発は高橋遥人が予定されている。CSファイナルSでは8回一死までノーヒットノーランと好投を示した左腕に鷹狩りを託す。打線の爆発も期待される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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