「2戦目のあのゲームで山川を起こしてしまった」なぜ藤川阪神は日本S、3連敗と追い込まれたのか 元阪神ヘッドコーチの考察「戦前は阪神有利という中で、ソフトバンクの選手は何やねん!と…」
ベンチの構成に関しても糸原健斗、原口文仁などポストシーズンの経験豊富なベテランの起用も「経験値というのがあるから ベンチに置いておくと使い勝手がいいのかな」と検討の材料になるとした。
また追い込まれた阪神の要因に高木氏は「(打順)固定の怖さ 柔軟性がなくなる」と、短期決戦ならではの柔軟な用兵も必要になると指摘。
「ソフトバンクは柔軟性持っている 近藤いくのか正木いくのか」と代打策にしても豊富なバリエーションを持っているソフトバンクが有利になっているとした。
また片岡氏はソフトバンク選手に負けん気もあったのではないかと指摘。
「戦前は阪神有利という中で、ソフトバンクの選手は『何やねん!』」と、日本シリーズ前の下馬評が阪神有利という見方もあったことで、負けん気に火をつけた可能性もあると指摘。
レギュラーシーズンをぶっちぎりの優勝、またCSファイナルSも無傷の3連勝(アドバンテージ含め4勝)で日本シリーズに駒を進め、「最強阪神」の呼び声強かったタイガースの存在が、ソフトバンクナインの闘志に火をつけたという見方を示した。
ソフトバンクは昨年の日本シリーズでもDeNAにまくられたとあって、"今年こそ"の気持ちも強いとした。
さらに片岡氏はシリーズの分かれ目となったポイントに「初戦ポンと勝てたことで」勢いに乗っていくかと思われたが「2戦目のあのゲームで一気に流れを変えてしまって 山川を起こしてしまった」とコメント。
シリーズ2戦目の先発を阪神は8月以来の登板となったジョン・デュプランティエを立ててきたが、2回途中7失点KOと乱調。後を継いだ2番手の岩貞祐太が山川に2回二死一、二塁から左中間へ3ランホームランを許した。
この試合から山川は3戦連続と完全に調子を上げてきている。短期決戦では相手主軸を眠らせておくことが大事となるが、この試合の起用もシリーズ全体の流れを決める分岐点になったと見る。
いずれにせよ阪神は30日の第5戦で敗れれば、日本シリーズ敗退が決まる。意地を見せられるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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