「昨年のような打線のつながりは見えてきたが…」球団OBが見る阪神打線と投手陣の現状 先発の運用に心配も
野口の台頭は心強いが、ピッチングスタッフが登板過多になるのは避けたいところだ(C)産経新聞社
7月10日、ヤクルトと対戦した阪神は4-1で勝利。今シーズン二度目となる4連勝を飾った。
前日に近本光司のサヨナラタイムリーで見事勝利を挙げていた阪神は、10日の試合も粘りを見せる。先発の大竹耕太郎が初回に先制を許したが、4回裏にプロ初スタメンを飾った野口恭佑がタイムリーヒットを放ち、同点に追いつく。
【動画】「元気ですか?」2024年7月10日【 阪神 vs ヤクルト】 佐藤義則の眼
さらに5回、6回と着実に得点を重ねていき、7回からは石井大智、ハビー・ゲラ、岩崎優の盤石リレー。最下位のヤクルト相手に連勝し、DeNAとゲーム差なしの2位に浮上。大混戦のセ・リーグにおいて、まだまだ優勝を狙える状況だ。
新星・野口の登場もあり、打線の活性化が期待される阪神。球団OBも打線については一定の評価をしつつ、別の問題点を危惧している。
阪急、オリックスで通算165勝の実績を残し、引退後は阪神の投手コーチも務めた佐藤義則氏が、YouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を7月11日に更新し、阪神打線、および投手運用に対する印象を語った。
深刻な貧打に悩まされた今シーズンの阪神だが、佐藤氏は「去年のいいときの打線のつながりみたいにはなってきている」と評価。特に中軸の佐藤輝明、大山悠輔の名前を挙げ、「甘いボールをヒットにしている」と分析。コンスタントにヒットが出始めており、復調気配にあると感じているようだ。