「抜けた穴がどうなるのか心配」阪神、首位キープも湯浅、浜地の離脱を球界OBが不安視「核の人が抜けていってる」
侍ジャパンでも存在感を示した湯浅。本人は最短の10日での復帰を目指している。(C)Getty Images
阪神は4月20日の広島戦(甲子園)との接戦を5-7で落としたものの、カード勝ち越しを決めて、ヤクルトと並ぶ同率首位をキープ。前カードのDeNA戦では2連敗して調子を落としたように思われたが、首位攻防戦として迎えた3連戦を悪くない形で終えた。
【関連記事】「鍵は5番打者」球界OBが指摘する 阪神が目指すアレのための「必勝法」
とはいえ、阪神のチーム状態が決して盤石とは言えない。開幕から7試合に登板し、防御率0・00、奪三振率11・57と圧巻の成績を残していた新守護神・湯浅京己が、右腕のコンディション不良を理由に16日に出場選手登録を抹消。さらには、浜地真澄が、5試合で防御率14・54の大乱調で、12日に2軍降格となった。岡田彰布監督が計算に入れていたリリーフ投手が、2人も戦線から離れる事態に見舞われている。
こうした阪神の現状に、現役時代にロッテや侍ジャパンで活躍した里崎智也氏も不安感を抱いているようだ。YouTubeチャンネル『Satozaki Channel』に19日にアップした動画では 「ちょっと後ろがな」と湯浅と浜地の離脱の影響を懸念。続けて、「どうすんの?岩崎、ケラー、石井。ちょっと苦しいよな」「活躍確定ぐらいの核の人が抜けていってるからね。ちょっと危ないよ」と指摘し、「(湯浅と浜地が)抜けた穴がどうなるのか心配」と口にした。
浜地の代わりに一軍に昇格した岩貞祐太は3試合2ホールド、防御率も0・00と安定感を見せ、20日には及川雅貴が今シーズン初登板で1回無失点を記録するなど好材料もある。穴を埋める選手が出てきているのは心強いが、やはり湯浅の存在は阪神が優勝を目指す上で不可欠なものだろう。早期の復帰を願うばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「このままでは終わってしまう」球界OBから危惧される「崖っぷちの選手の名前」
【関連記事】新庄ハム 連敗ストップも侍首脳が指摘する「ボーンヘッド」 観客ワースト記録も更新中