阿部巨人の秘策「菅野智之リリーフ転向」の可能性は…槙原、上原も通った道
前述の記者は語気を強めます。
「作戦としては十分有効だと思います。菅野は制球力に優れ、真っすぐも速い。しかも落ちる球を持っている。抑えに必要な要素を全て備えているんです。そして正直、今季は先発で14試合に登板し、4勝8敗、防御率3・36となかなか結果が出なかった。となると、何かを変えるのも一つの手です。リリーフ転向が『菅野復活』につながる可能性は十分あるんです」
巨人ではかつて槙原や上原も先発からリリーフに転向。特に上原の守護神はハマりにハマりまくり、日米通算で134勝、128セーブ、104ホールドを記録。「この100勝100セーブ100ホールド」の「トリプル100」は至難の業であり、上原の投手としての凄味を後世に伝えるものになっています。
「プロ野球では救援から先発への転向は準備期間を要する一方で、先発から救援への転向は比較的容易とされています。2024年、まずは先発でスタートし、チーム状況を見て『8回の男』になりつつ、守護神・大勢に万が一のことがあれば『クローザー菅野』として君臨する-。そんな重責を担えれば、自ずと『阿部巨人』は優勝に近づくのではないでしょうか」(前述の記者)
大幅なイメージチェンジも、生き残る一つの方法かもしれません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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