2年連続Bクラスに低迷した巨人を高木豊氏が総括「一番の誤算」と指摘した選手とは

タグ: , , , 2023/12/20

高木豊氏

 V奪回を目指して戦った今季の巨人は71勝70敗2分けで、2年連続Bクラスとなるセ・リーグ4位に終わった。チーム打率.252、チーム本塁打数は164でともにリーグトップだったものの、チーム防御率がリーグワースト2位の3.39を記録するなど投手陣が課題だった。同一監督による2年連続Bクラスは史上初の屈辱となり、今季まで指揮を執った原辰徳監督は責任を取って退任した。

【動画】DeNA佐野を救いたい!巨人は大勢の離脱が痛かった?ソフトバンクはなぜ?DeNA・巨人・ソフトバンク・楽天の今シーズンを振り返る!





 門脇誠、秋広優人、山﨑伊織などの若手が台頭したものの、Bクラスに低迷した巨人。球界OBは巨人が低迷した要因を分析している。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は12月16日に自身のYouTubeチャンネルを「【プロ野球総括】DeNA佐野を救いたい!巨人は大勢の離脱が痛かった?ソフトバンクはなぜ?DeNA・巨人・ソフトバンク・楽天の今シーズンを振り返る!」のタイトルで更新。自身の見解を述べた。

 高木氏はまず、課題の投手陣について「最初から歯車が嚙み合わなかった」と、菅野智之、中川皓太が開幕に不在だった点、セットアッパーとして期待された新外国人のヨアン・ロペスの不振などを誤算に挙げた。

 また、「大勢の故障は痛かったと思う。菅野の離脱も痛かったけど、大勢がいることによって7回、8回に余裕が生まれていた。現代野球は7、8、9回をどうするかというのが1番の課題であって、その中で絶対的に抑えてくれる大勢が故障したというのは、一番の誤算だった」と、一番の誤算に守護神・大勢の離脱を挙げた。右腕は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの世界一に貢献したが、右上肢のコンディション不良で6月に登録抹消。今季は27試合に登板して3勝0敗、防御率4.50、14セーブと成績を落とした。

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