菅野智之のトレード放出は「悪影響」 米誌がオリオールズと日本球界の間に生じる“特殊事情”を指摘「良い印象を与えない」
チーム事情を考慮して「今後数週間のうちに数人の選手がトレードされても驚かない」とする同誌。それでも菅野にだけは待ったとかける理由として、米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者のコメントを紹介している。
「スガノをあっさりとトレードしてしまうことは、日本球界での存在感を確立しようとしている球団にとって良い印象を与えないだろう」
つまり契約を結んだばかりの選手を安く放出してしまえば、オリオールズが将来的に日本市場へ売り込む際に悪影響を及ぼすというわけだ。ローゼンタール記者の分析を伝えた『Sports Illustrated』は「海外での足場を築こうとしている中で、スガノのトレードは事態を悪化させるだけだ」と断言している。
一向に上向かないチーム状況、そして契約内容を考えれば、オリオールズにとっては今がまさに売り時のように思えるが、果たして古豪はいかなる決断を下すのか。現地時間7月31日のトレード期限まで菅野を取り巻く状況は注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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