菅野智之のトレード先にカブスが浮上? ワールドシリーズを狙うには「最善の選択肢」 現地メディアが推奨

菅野の評価は上々。トレードも選択肢に入るか(C)Getty Images
オリオールズの菅野智之はここまで4勝をマーク(6月3日時点)するなど、メジャー1年目にしてセンセーショナルな活躍を続けている。そして、チームが地区最下位と低迷していることから、夏に向かうにつれ、はやくも菅野のトレード放出についての話題も各メディアを賑わせてきている。
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開幕からのオリオールズの不振により、トレード期限までにプレーオフ進出を目指す球団が獲得に動く可能性が高まっている菅野。今季は単年契約であることからも、米国内では頻繁にトレードトピックの中で、その名前が扱われている。
現地時間6月2日には、米スポーツサイト『Sports Illustrated』が特集記事の中で、今季好調のカブスに対し、菅野の獲得を推奨。ポストシーズンの戦いを見据えた補強として、“日本人スター投手を狙うべき”と訴えている。
カブスは開幕から2か月以上が過ぎた現在、ナ・リーグ中地区首位の座を守り続けているものの、先発陣の離脱者に悩まされている。ジャスティン・スティールは肘の手術で今季絶望、さらに今永昇太も左ももを痛め負傷者リスト入りとなるなど、主力級投手2人を欠く状況だ。
それにより同メディアは、「スティールの穴を埋めるために動かなければならない」として、その候補に菅野の名前を挙げる。また、もう1つ投手陣補強を求める理由として、今季加入のカイル・タッカーの存在にもフォーカス。今オフにアストロズから移籍したタッカーが、開幕以降、主軸として期待通りのパフォーマンスを続けることで、「2025年のカブスの構図は大きく変わった」と強調。その上で、「ただし、タッカーが今季限りでチームを去る可能性も十分にあるため、野球部門代表のジェド・ホイヤーには『今この瞬間』に賭ける十分な動機がある」と持論を展開。