「日本で最も優れた投手の一人」オリオールズ移籍の菅野智之 米メディアの評価は上々「興味深い補強だ」
制球力に優れた菅野はメジャーでどんなピッチングを見せるのか(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
巨人から海外FA権を行使した菅野智之が現地時間12月16日(日本時間17日)、米大リーグのオリオールズと契約を結んだ。
巨人のエースを務めてきた菅野は今季、24試合に先発して15勝(3敗)、防御率1.67と圧巻の成績を残してリーグ優勝に大きく貢献。自身3度目となるMVPに輝いた。
2020年オフ、ポスティングシステムによるメジャー挑戦を目指したが、交渉がまとまらず巨人に残留していた菅野。35歳にしてようやくメジャーへの扉が開き、来季は世界最高峰の舞台で腕を振ることになった。
菅野のオリオールズ入りが決定すると、米メディアが次々に反応。『TheBaltimore Banner』は「オリオールズはベテラン日本人右腕トモユキ・スガノと契約、ローテーション候補に」と題した記事を配信し、「オリオールズは投手陣の補強を模索する中で、日本プロ野球で最も優れた投手の一人に目を向けた」と伝えた。
同記事は菅野の今季の投球内容について「24回の先発で、スガノは111人の打者から三振を奪い、与四球はわずか16。また、打たれた132本のヒットのうち、ホームランはわずか6本だった」と振り返り、加えて通算防御率2.43、MVP3度受賞など輝かしい実績を列挙。一方で「スガノは先発ローテーションの候補として興味深いが、もしスプリングキャンプで先発としての役割を勝ち取れなかった場合、ロングリリーフとして適応する可能性もある」と先発以外の役割を任される可能性を指摘した。