菅野智之、MLBでの成功の肝は? オリオールズ地元紙が説いた35歳新人の不安材料「ちょっとした疑問を抱いていた」
ただ、菅野は巨人時代から多種多様なボールでそれを補ってきた。この日も『Baltimore Banner』の取材に応じたラッチマンが「とくにスプリットは本当に良いボールだった。彼は色んな方法で相手を攻める武器を持っているね」と唸ったように、打者を惑わせるボールに対する評価は高い印象だ。
チームリーダーでもある若き正捕手の言葉を用いた同紙は「オリオールズのフロント陣でさえフリーエージェントで獲得した彼の投球がどれほどのものなのかにちょっとした疑問を抱いていた」と指摘。その上で「スガノの全体的な構成は速球の速さよりも、あらゆる球種と組み立てをどう使うかが彼の成功を左右することを示唆している」と論じた。
ここからオープン戦などの実戦を経て、どこまでMLBの打者たちにアジャストしていけるか。巨人の18番を背負った男の真価が問われそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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