「本拠地が横浜になってからは…」豪快弾で魅了したトニ・ブランコ 打撃に変化を与えた中畑清監督の助言とは?【後編】

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 DeNA時代のエピソードを語るブランコは「ナカハタさん、ゼッコーチョー!」と叫ぶなど、当時を懐かしむ表情も見せている。またNPBでは8シーズンにわたり、球界を代表する強打者として君臨したブランコの目に、現在の日本人選手のポテンシャルはどう映っているのかを聞いてみた。MLBで活躍するプレーヤーの評価とともに聞くと、興味深い答えが返ってきた。

「我々がプレーしていた当時より、明らかに日本人選手のスキルは上がっていると思います。なぜなら、近年はNPBのタイトル争いに助っ人の名前が載らなくなったからです。我々のような外国人選手が常連だった、ホームランキング争いでも日本人選手がほとんどです。メジャーでは大谷翔平選手がまさに世界一のプレーをみせています。他にも鈴木誠也選手や、オリックスでチームメイトとしてプレーした吉田正尚選手の活躍も目覚ましいです。日本人選手は長打力やパワーでも、自分がプレーしていた頃より上がっていることは間違いないでしょう」
 
 最後に、ブランコの今後、実現したい夢を教えてもらった。やはり、その言葉にも日本への想いが込められている。

「自分の夢は2つあります。1つは自分がプレーしてきた経験や知識を、日本の多くの若い選手たちに伝えたいと思っていて、また自分ももう一度日本に行って文化を学びたいです。もう1つの夢は、2人の息子が現在、MLB球団の下部組織でプレーしているのですが、いずれメジャーでのプレーはもちろん、NPBでも活躍してくれたら嬉しいですね」





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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