「千葉で引退したい」元ロッテのマーティンが語る”退団後の生活”と”ファンへの感謝”

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マーティンは現在、サイドビジネスを進めながら現役続行を目指しているという(C)CoCoKARAnext

 
「久しぶりに『ありがとうございます』という言葉を聞きました」

 そう、日本語を懐かしむのは、2019年から4シーズンに渡り千葉ロッテマリーンズに在籍したレオネス・マーティン。2022年オフにロッテを退団し、現在はアメリカで過ごすマーティンに、ロッテ時代の思い出や今後の展望を聞いた。

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 マーティンはレンジャーズ、マリナーズなどMLBを渡り歩き、2019年途中からロッテに加入。メジャー通算9年で58本塁打を放ったバリバリのメジャーリーガーは、NPB初年度からチームにアジャスト。52試合に出場して14本塁打を放つなど、打線を牽引した。現役メジャーリーガーがシーズン途中でNPB入りを決断、日本野球に順応するためにはたくさんの葛藤があった。

「メジャーリーグから来て、だからと言って日本の野球は簡単ではなかったです。まず、日本とメジャーでは野球のやり方が違います。例えばバントだったり、相手チームに対して失礼じゃないのか、日本ではやっていいのかとか、そういう違いや戸惑いがありました。最初はそういったところを理解するための時間がかかってしまいました。ただ、日本はそういうやり方だと自分に言い続けて、それに合わせることが一番努力したところでした。あとは、言葉の壁は辛かったですね。最初はなかなかコミュニケーションが取れなかったというのがあります。でも結果的に1年目から活躍できたのは、チームメイトやスタッフ、同郷のデスパイネやビシエド、グラシアルなどの友人のおかげだと思っています。レアードにも相談する機会が多かったですね。色々な人たちに助けてもらいました」

 マーティンは2020年に25本、2021年に27本の本塁打を放ち、チームの上位進出に貢献。打撃面だけではなく守備にも定評があり、2020年には12球団トップタイの8補殺を記録した。走攻守で活躍できた理由をこう話す。

「活躍するために、一日でも長くプレーするために、トレーニングと準備を大切にやってきました。打撃でも守備でも、常に油断せずに、まじめにやることで結果につながったと思います。あとはファンの存在がプレーする上で大きかったですね。彼らには感謝しないといけないです」

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