「チームを売却するつもりはない」ハース小松代表、F1撤退の噂を完全否定 トヨタやフェラーリとも協力関係継続を強調「競争力向上の手助けを」
トヨタと提携したハースの動きは今後も注目されそうだ(C)Getty Images
F1第20戦メキシコGPのレースウィークで、ハースF1の小松礼雄代表がトヨタへの売却の可能性を否定したと、米スポーツメディア『Magazine International』が報じている。
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ハースは昨シーズンより、オーナーのジーン・ハース氏がF1撤退に関心を抱いているなどとの噂が囁かれていた。さらに今年に入り10月11日、チームはトヨタ自動車(TOYOTA GAZOO Racing)と技術提携を結んだことを発表。ホームレースであるアメリカGPからは『TOYOTA GAZOO Racing』のロゴがマシンに記されるなど注目を集めたが、この提携がトヨタへの売却の布石と見込む関係者やメディアの憶測も伝えられていた。
『Magazine International』では現地時間10月26日(日本時間27日)、公式サイト上で小松代表のコメントを掲載しており、「(オーナーの)ジーンはチームを売却するつもりはありません。彼は常に改善の方法を模索しており、いくつかのオファーを断っています。チームは売却の対象ではありません」などと語ったという。
また、トヨタとの提携以前から協力関係にある、フェラーリやダラーラについても、「フェラーリとダラーラは優れたパートナーです。フェラーリはパワーユニット、ギアボックス、サスペンションといった主要部品を担当し、トヨタはフェラーリがサポートしていない分野に注力しており、私たちの理解を深め、競争力を向上させる手助けをしてくれています」と言及。それぞれの企業が引き続きチームを支えるパートナーであると強調した。