交流戦終了は”トレード活発化”の合図 仕掛けてきそうな球団を過去実績、現況から予想
■過去5年でもっともトレードを行った球団は?
チーム別で見ると、巨人と楽天が積極的にトレードを仕掛けている。巨人は過去5年で10度のトレードをまとめ、2022年以外は複数回実施。楽天(8度、以下カッコ内は過去5年のトレード実施回数)は石井一久GM時代に回数を増やしたものの、近年は減少気味だ。この2チームは今季から監督が変わっており、まずは戦力の見極めを優先するのではないか。
中日(過去5年で6度)は前述の郡司らの案件だけでなく、2019年にはオリックスと複数人の交換トレードを実施。加えて外国人のスティーブン・モヤも金銭トレードで放出と、現在の立浪政権よりも前からトレードが活発なチームだ。今季もポジションがだぶつくコーナーポジションを中心に、水面下で交渉が動いているかもしれない。
また、ロッテ(6度)は5年続けて1対1のトレードを敢行し続けている。投手、野手と満遍なく動く傾向があり、今年も何かしらのトレードがあってもおかしくない。
一昔前まではネガティブなイメージもあったトレードだが、近年は請われて新天地に向かうケースが多く、ファンからもポジティブな反応が見られる。7月31日の期限を前に、今季はどれだけのトレードが発表されるのか。
[文:尾張はじめ]
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