ロッテ・沢村覚醒なるか「巨人ドラ1でトレードされた男たち」
1位指名された全60人のうち、沢村を含めてトレードに出されたのは4分の1にあたる15人もいる。大田や吉田修らは、移籍後に開花した。昔はトレードといえば「お払い箱」といったイメージもあったが、今は環境を変える手段として有効活用されはじめている。
原辰徳、高橋由伸、堀内恒夫と2000年代の監督はすべて「巨人ドラ1」。巨人の監督は「生え抜きのスター選手」が条件といわれることもある。本当だとすれば、トレードで巨人を出た時点で、監督候補ではなくなる。西武内海、広島長野のように、FA人的補償で移籍を余儀なくされた功労者もいれば、松井秀喜、上原浩治、高橋尚成のようにFAでメジャー移籍したスター選手もいる。ドラ1の半数以上が他球団で現役生活を終えている。
特別なイメージのある「巨人ドラ1」。球団の期待通り、生え抜きで長く活躍を続ける選手は2000年以降だと阿部、坂本、菅野くらい。生涯巨人を貫き、退団後もポストが用意され、恩恵を受けられるような看板選手は、実はそれほど多くない。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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